シーン2:メンバーの部屋(その日の夜)
練習後。北山氏の部屋に、「安岡マコト」と名乗ったうさんくさいその男と、
二人きりでは心配だとついてきた村上氏と、なんとなくついてきたらしい黒沢氏の4人がいる。
彼が来たのは50年後の世界で、そこでもゴスペラーズは5人で歌っていると言う。
♪ 〜 JOIN 2 JOYS 〜
一緒に歌って励まされたらしく、元気になるマコトさん。
マ:「これ、誰が作ったんですか?」
嬉しそうに
黒:「オレオレ、俺が作ったの」
マ:「さすが黒沢さん!『ダイムの裏表で明日を決める』っていう人生観は
このころからあったんですね!」
黒:「・・・俺、そんな行き当たりばったりの人生、送るの?」
マ:「えっと、トイレはどこですか?」
北:「あ、そっちの奥だよ。」
と、マコトが席を立つ。
村:「ああいうやつはな、食い物と住む家欲しさに、ああいうこと言ってるんだよ。」
北:「そうかな。嘘ついてるように思えないんだけど。」
まだ、考えている黒沢氏。
黒:「将来、レストラン経営して、そのお店の権利書持ち逃げされるのかな?」(会場笑)
あきれたように、黒沢氏を見る二人。そして、場面転換。
酒井氏の部屋&安岡氏の部屋。
酒:「大丈夫?」
安:「あー、大丈夫だよ。全然気にしてないから。」
酒:「あの人へんだよね。」
安:「7年後の2001年にブレイクするって?!遅いっつーの!せめて2、3年後くらいにって言ってくれよ。」(会場笑)
酒:「俺なんて、1年後さえどうなってるか・・・」
♪ 〜 讃歌 〜
「ぼくは・・・」と悩み深き呟きを残しつつ、場面は再び北山さんの部屋へ。
村上氏、黒沢氏、北山氏に、タイムトリップの状況を説明しているマコト氏。
好きな女性に振られてヤケ酒を飲み、中央線の線路の上を走りながら、この先は鉄橋だと思っていると、足を踏み外して、股間を強打したショックで気絶。
目が覚めたらやけにノストラジックな風景が広がっていた。吉野家の牛丼が安いと思いそれを食べてから、途方に暮れて父親(安岡)に会いに来たという。
マ「・・・コナ子って言うんですよ。顔は、今で言うと米倉涼子(?ここうろ覚え)なんですが、声はジャイ子なんですよ。」
50年後も歌い継がれている「あいしてる〜の歌が聞きたい」というマコト。
自分は、その歌を歌いながら彼女に告白しに行ったのだ、と。
そして、マコトが歌い出すが、まるで演歌調の変なリズムで歌い出す。
♪ 〜 ひとり 〜
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