第4話



「てっちゃぁぁん。さぬきうどんできたよぉ」とかおくんが呼びます。
「おーう、ゆうじ食べよーぜえ」かちゃかちゃ
「たぬき?たぬきなら、おいらん家にたくさん・・」
「わははっ!!見てえ、陽ちゃん真っ白だぁぁ」
めがねを拭きながら
「んっごほんっ。ゆうくん、つゆが飛んでくるから」
「ほらっむつおも食べな。かおるの作ったうどんは、おれのどろだんごと
 くらべても負けてねーぞー」
「どろだんご・・・」

〜次の日〜
今日は、待ちに待ったおゆうぎ会。
となりの組の中山千恵子先生特別出演で
ゴス組のおしばいが、はじまります。お客さんは満員御礼。

ぱちぱちぱちぱちー。
「4ひきの、こぶた!!」

中山「さあ、お前たちももう大きくなったんだから、自分の家を作って住みなさい」
4人「はぁーい」

とんてんとんてん。ザー、しゃっしゃっ。キンッカンッ。
もうすぐ出来上がりそうです。
優「雄ちゃんのはどんな家?」
雄「教えん」
それを見ていた狼は
村「おー、らっきい。おいしそうな子豚が4ひきも。あしたの朝飯、昼飯、
  晩飯、次の日の朝まであるぞ。よし、あしたからの豪華飯にそなえて
  運動しに行くか!」

次の日
村「よし、じゃどーれーかーらーいーこーおーかー・・・ん!?」
そこには、大きな木の前で茶色い布をたらし、隠れているつもりの雄ちゃんが。
もしかしなくても『隠れみのの術』
狼は大きく息を吸い込んで
村「ぴゅーーーーーー!!」
雄「うわぁ、かおくん助けて!狼だあ」
黒「ゆうちゃん、は、はややくは入って」ばたん!
かおくんぶたの家は食べ物でできてます。
パスタの柱に麺の屋根。ましゅまろざぶとん。
そこらじゅう、おいしい匂いでいっぱいです。
ぐーーー。
黒「うわああん!雄ちゃんのばかぁ」
雄ちゃんぶたは、かおくんぶたの家を食べてしまいました。
泣いているかおくんぶたをひきずりながら、
食いしん坊の雄ちゃんぶたは、逃げます。げっぷ!
村「あのぶた、食ってばっか。うやまらしい・・」

雄「陽ちゃーん!助けて狼だぁ」

そういえばどこへ行ったの?むつお先生。そうだ!もにかの練習中だ!むつお先生。
先生の出番は、いったいいつなんだろう・・。


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